はじめに
設備設計一級建築士試験は、設備設計の専門知識を問う高度な試験であり、合格するには過去問の徹底的な分析と理解が不可欠です。
本記事では、【令和3年度空調・換気設備】の過去問を詳しく解説し、解答のポイントや関連知識を整理しました。
過去問を効率的に学ぶことで、試験本番でも応用できる知識を身につけることができます。合格を目指す方は、ぜひ最後までご覧ください。
試験の概要などについてはこちらの記事も参考にしてください
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空調・換気設備 過去問解説
問1 排煙設備
押し出し排煙に関する問題
法規を順次チェック
排煙口立面上の位置:天井からの距離80cm以内
600mmで、80cm以内→OK
排煙口の大きさ:直接外気に面した開口面積が、当該床面性の1/550以上1/60以下
→1/550と1/60の計算値をテキストにメモしておく
(1/550 0.001818)
(1/60 0.01666)
排煙口の面積0.7×0.5を床面積20で割ると、0.0175となるので、
上記条件に当てはまらない→NG
手動操作部を壁に設置:床面から80cm以上1.5m以下の高さ
手動開放装置の上端が床面から1200→OK
給気口は床面から天井までの高さ1/2未満
天井2,500の1/2は1,250、1,200はOK
給気送風機 当該床面積×1㎥/min以上かつ排煙口の開口面積の合計値×550㎥/min以下
→20㎥/min以上、0.7×0.5×550=192.5㎥/min以下
給気送風機 3,000㎥/h=50㎥/min
問2 ボイラー煙突
煙突の屋根面からの垂直距離は、600mm威容必要
図では500mmであるため不適切
問3 排煙設備
異種排煙方式となる間のガラリは天井高さの1/3以下のものに限る
図中でガラリの上端は床から1200mmであるため、天井高さ1/3=1,000mmを超しているため不適切
問4 排気フード
フードと火源の高さがガスローレンジ部分で1mを超えるため、要求排気量は3,162㎥/hとなり
図中の1,600㎥/hでは不足
問5 設備関係規定 不適切箇所指示
D:280℃以上は不適切、正しくは260℃以上に上昇させないものとする
おわりに
【令和3年度空調・換気設備】の過去問を解説しましたが、いかがでしたか?
過去問を繰り返し解くことで、法適合確認に必要な知識が確実に身につきます。
本ブログでは、他の過去問解説や設備設計一級建築士試験の対策情報も発信していますので、ぜひチェックしてください!
合格に向けて、一緒に頑張りましょう。
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