はじめに
「A3プリンターを使いたいけど、置き場所がない」
「買ってみたけど大きすぎて部屋になじまない…」
そんなお悩み、ありませんか?
A3対応プリンターは便利な一方でサイズが大きく、家庭では設置に工夫が必要です。
この記事では、限られたスペースでも無理なく置けるアイデアと、筆者が実際に使っている設置例をご紹介します。
A3プリンターの導入を検討中の方、ぜひ参考にしてください!
まずはA3プリンターのサイズをチェックしよう
家庭用インクジェットプリンター(A3対応機)の一般的なサイズは以下のとおりです:
- 幅:約55〜60cm
- 奥行:約40〜50cm
- 高さ:約30cm前後
A3用紙のサイズは42.0cm×29.7cmです。
設置場所には、本体の周囲に10〜20cm程度の余白を確保しましょう。
これは、給紙・排紙のスペースや配線の取り回し、そしてメンテナンス作業をしやすくするためです。
設置時に注意したいポイント【スキャン利用や荷重にも配慮を】
A3複合機を快適に使うには、「ただ置ける」だけでは不十分です。
スキャナーの開閉動作や重さなど、実際の使用シーンに即した設置場所の選び方が大切です。
スキャナー利用時は特に「上方向の空間」に注意!
A3対応複合機の多くは、スキャンやコピーを使う際に上部が大きく開きます。
そのため、棚の下や狭いスペースにギリギリで収めるのはNG。
上方向にゆとりを持った配置が必要です。

スキャナーのフタを開いた状態。天板が大きく持ち上がるため、設置場所の上部に十分な空間が必要です。
荷重に耐えられる場所を選ぶ
A3プリンターは本体だけでも20kg以上あることが多く、
さらに用紙カセットにA3用紙を大量にセットすると追加で数kgの重さがかかります。
また、スキャン時に上部を持ち上げて開閉する動作で、前後方向に力がかかるため、
不安定な棚や軽量な家具の上ではたわみ・揺れ・破損の恐れも。
重量を支えられる安定した台や床置きスペースを選びましょう。
特にキャスター付きワゴンや平台車を使用する場合は、耐荷重が30kg以上ある製品を選ぶと安心です。
家庭でおすすめのA3プリンター設置アイデア
1. キャスター付きワゴンに載せて自由に移動
→ 使用時だけ引き出して、使わないときはすっきり収納。無印良品やルミナスのスチールラックなどが人気です。



ユニットシェルフの耐荷重は30kgです。
しかし、キャスター使用時は全体耐荷重の半分を目安にお使いくださいと記載があるので、安全性については確認のうえご使用ください。
参考:スチールユニットシェルフ用キャスター・グレー | 無印良品
2. 押し入れや棚下のスペースを活用
→ 奥行きのある収納スペースなら、延長コードやWi-Fi接続でストレスなく使えます。
普段使わない場所を有効活用できます。
3. カウンター下や家具の隙間に収める
→ ダイニングカウンター下、キッチン横の空間など。
サイズが合えば見た目もスッキリ、“隠し置き”が可能です。
4. カラーボックスや壁面収納と組み合わせる
→ 奥行があり、耐荷重も十分ある高さの低い収納家具なら、上部にプリンターの設置も可能です。


実際の設置例:MFC-J6983CDWを無印の平台車でスッキリ収納
私が実際に使用しているのは、ブラザー製のA3複合機「MFC-J6983CDW」です。大きくて重いこのプリンターを、カウンター下にぴったり収納しています。
使っているのは、無印良品の「縦にも横にも連結できる再生ポリプロピレン入り平台車」を2台連結したものです。



キャスター付きだから、奥に引き込んでも簡単に出し入れ可能。後ろのコード整理や掃除もラクラクです。
この設置方法のメリットまとめ
- ✅ 引き出しラクラク:無印のキャスターは静音&滑らかで動かしやすい
- ✅ 安定感あり:重量のあるプリンターでも床近くに置けるので安心
- ✅ メンテナンスが簡単:背面の掃除や紙詰まり対応もしやすい
- ✅ 再利用OK:平台車は他の収納や家電にも使えるので無駄がない
まとめ:家庭でもA3プリンターはスッキリ置ける!
A3プリンターはサイズも重さもあるため、家庭での設置には工夫が欠かせません。
でも、ちょっとした発想と配置の工夫で、デッドスペースを快適な設置場所に変えることができます。
特に今回紹介した、無印良品の平台車+カウンター下収納は、
使いやすさ・安定感・掃除のしやすさのバランスが取れた、おすすめの方法です。
設置に悩んでいた方も、ぜひこの記事を参考に、ご自宅にぴったりの置き場所を見つけてみてください!
参考記事
\おすすめのA3プリンターについての記事はこちら/
\無印のアイテムを活用したA3用紙の収納方法についての記事はこちら/
\100均のアイテムを活用したA3用紙の収納方法についての記事はこちら/